北朝鮮から発射された大陸間弾道ミサイルがアメリカに着弾するまでの時間は?これに対する公式の見解は発表されていません。
信頼できるライト氏の予測を見てみましょう!
北朝鮮のミサイルがアメリカの主要都市に到達するまでの時間とは?
グローバル安全保障プログラムの共同ディレクターを務める物理学者、デヴィッド・ライト(David Wright)氏の予測はどでしょう?
疑問点は、北朝鮮のミサイルがアメリカの主要都市に到達するまで、どのくらいの時間がかかるのか?
平壌北部は8月にICBMが発射実験された場所です。平壌北部からアメリカの主要都市までの到達時間は、
- ニューヨーク 40分30秒
- ワシントンDC 41分
- ロサンゼルス 38分
- ホノルル 37分
- シカゴ 39分30秒
- アンカレッジ 29分
- グアム 18分30秒
正確な時間を割り出すのは搭載する爆弾の重さによっても異なるので難しいそうです。
北朝鮮には移動式の発射台が200個あると言われています。もしも200個の大陸間弾道ミサイルが発射されたら、迎撃ミサイルの命中率は80パーセントを超えるとは言え、20パーセント弱は失敗するということ。
北朝鮮が本気で、アメリカへ宣戦布告したらアメリカ都市が爆撃を受けるまでの時間はグアム18分30秒からワシントンDC 41分ということになりますね。
本当に80パーセント迎撃できるのか?
ミサイル防衛システムの信頼性はどのくらいあるのでしょうか?
今から3年前の2014年、当時のオバマ大統領は「これまで総額3000億ドル(30兆円以上)を費やして開発してきた迎撃ミサイルなど防空システムが、アメリカ全土を守るという本来の目的を達成できない」との結論を出したのだそう。
トランプ大統領はきっと別の意見でしょうけれど、このときのオバマ大統領が指摘した事例は、
アラスカとカリフォルニア両州で実施された実験では、迎撃ミサイルの成功率(命中率)は44%だった。実戦では、これよりさらに成功率は低下すると軍事専門家は見ている。
というわけで、もし北朝鮮が一度に200発の大陸間弾道ミサイルを発射したら、そのうち何発かは確実にアメリカへ着弾するということで、アメリカは相当なダメージを受けるということになりますね。
移動発射台が200個ということで200発としましたが、10発でも同じです。確率的には全部は迎撃出来ないのですから。
世界一の軍事力を誇るアメリカですが、戦い方が以前とは違っていますから、アメリカが無傷で勝つなんてことは有りえません。ミサイルに水爆を付けて飛ばされたらアメリカだけでなく地球が危機に侵されますよね。
北朝鮮が自国の体制を守る唯一の方法は核を保有すること
北の気持
北朝鮮が自国の体制を守れるのは「核」しかないと思っているのも正解なのかもしれません。北朝鮮は「核」が自国を守る唯一のものだと思っているのです。
一度手に入れたらもう放せないのだから
核保有は一度やったら手放せなくなりますね。だからこそ北朝鮮に核を保有させたくなかったのです。しかし北朝鮮はすでに核を保有しています。核を手放せというのはもう無理でしょう。
北朝鮮のように小さな国がアメリカと戦うには核しかなかったのです。
アメリカが北朝鮮の核保有を認めた上での話し合いにしか、北朝鮮が応じないのなら、北朝鮮の現在の体制を認めて話し合い、平和を維持するしか道はないのではないかと思います。これは建設的な考えではないですか?
あなたはどう思いますか?